
カタール、ドーハ St.Regis(セントレジス) ホテル(中東出張記-2)
ウォッカとトマトジュースのカクテル「ブラッディマリー」。このカクテルが生まれたのは1934年。セントレジス・ニューヨークの「キングコールバー」のバーテンダー、フェルナン・プティオが完成させました。カタール、ドーハで宿泊したホテルは、この「ザ セントレジス ドーハ」。
セントレジスは日本では大阪でしか展開をしていませんが、スターウッド系列の5つ星ホテル。スターウッドはつい最近マリオットグループによる約1.5兆円の買収を受け入れたと報じられています。ただ他に好条件が出てくればまだ買収の是非を検討できるので、マリオット&スターウッドによる最大ホテルチェーン誕生まで目が離せない状況です。そのスターウッドに名前を連ねるセントレジスは、全世界の約40カ所で既に展開しており、今後数年間のオープン予定案件を含めると約60カ所にのぼります。中東ではカタール、アブダビに続き、ドバイに昨年の11月に進出したばかり。2018年までにドバイにもう2軒オープン予定のようです(詳しくはこちら)。
僕らは成田から出発し12時間近い移動を経て、ハマド国際空港に早朝4:30頃に到着。SIMカードを購入(前回記事参照)後、タクシーで約20分ほど走り、ホテル「ザ セントレジス ドーハ」にたどりつきました。カタールの外交地区といわれるエリアに位置し、近くにはインターコンチネンタルホテルなどもある場所です。
まだ明け方で暗い中、空港からタクシーでホテルへ向かいます。
到着。
ホテルにはオブジェやアートがたくさん飾られています。エントランスを入るとまずは花とアロマがお出迎え。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ・ドーハ所有のロールス・ロイス・シルバーゴースト1911。ジョージ5世とメアリー王妃の戴冠を祝して製造された8台のうちの1台とか。
今回滞在した部屋。一人には充分な広さでゆったりできました。
長旅と出張中の疲れを癒してくれるのはやはりお風呂! 滞在中、水の出が悪いことが時々あったけど、時間をおいてリトライすれば元に戻りました。
中東ではお酒を飲める場所はホテルのレストランなど一部に限られているからか、部屋のミニバーにあるドリンクはちょっと割高(1リヤル=約31円)
部屋からの眺望。
部屋からはウォーターフロントらしい開けた視界が気持ち良かったです。オリンピックサイズのプールがこのホテルのウリの一つなのですが、残念ながら今回は入っている時間はありませんでした…閑散期で天気も曇りが続いていたせいか、プールに入っている他のゲストも見かけることはなかったです。
今回の出張は朝食つきプランにしたので、朝からブッフェで腹ごしらえができた。中東ではショッピングモールに入っているスーパーなどで食料を買っておくか、あるいはショッピングモールに食べに行かないと朝食になかなかありつけないので、ホテルの朝食つきプランが手軽でお勧め。ロビーフロアにある「Vine」でいただいた。朝食は11時までやっているので、早朝便で到着し、部屋で一休みしてからゆっくり食べられたのもよかった。
中東料理からアメリカンまで多国籍料理が用意されています。オムレツやパンケーキはお好みで頼んでその場で焼いてもらえます。「写真を撮ってもいい?」と声をかけたら、喜んでポーズを取ってくれました。
このホテルで見つけた謎は、このティファニーとマクドナルドがコラボした紙製のバーガーセット。近くにいたスタッフに尋ねてみましたが、彼女はなぜこれがここにあるのか知らないようでした。セントレジス・ニューヨークのティファニースイートと何か関連があるのだろうか…でもなぜマクドナルド!? 謎は深まるばかり。誰か教えてほしい。
滞在中、ホテルの設備だけでなくスタッフの細やかなホスピタリティのおかげで、初中東の最初の国の滞在を無事に終えることができました。アブダビに移動する日の朝は、ドーハでも久々の雷雨で、スタッフはいつもと違う空模様にかなりハイテンション。暑く陽射しの強い砂漠の国にいる人たちならではの反応も見られました。
なおカタールでは他のホテルを訪れる機会はありませんでしたが、このホテルではエントランスで手荷物のセキュリティチェックを行っていました。2022年に行われるFIFAワールドカップに向けて、市内のあちこちは建設ラッシュ。セキュリティ面への配慮もなされているようですね。